2018年10月29日月曜日

第242回 自分の経験してきたことがそのまま財産になる、というのは

今日も毎月恒例のジャグリング教室。
ふだんお世話になっているコワーキングスペースのみなさん対象に、やった。
2時間だけだけど。
ボールジャグリングの基本から、ディアボロまで、なんでもやる。
最後は、サイモンセッズなんかしちゃったりして。

前に地区センターで、アドリブで「ジャグリングとは何か」という演技をした時も思った。
自分の経験してきたことがそのまま財産になる、というのは、こういう時だな、と思う。
本当に嬉しいものです。

最近、PM Jugglingという、小さなジャグリングメーカーと一緒に仕事をしている。
翻訳や、展開の仕方をともに考えている。
これなんかは、
「ジャグラーの知り合いが多い」
「英語を好きでいろいろ使って来た」
というような自分にとっての個人的な経験が、他の役に立つように流用される、ということである。

で、ここで大事なのは、どんなことが「自分だけの財産」なのか、自分では結構気づきづらいということだと思う。
海外にジャグラーの知り合いが多い、ということもその最たるもので、自分の中では、それが誰かの役に立つだなんて考えづらいものである。
でも、ある時ふと、他の人と話していて、「そうか、これは、自分が経験の中で育んで来た、貴重な財産なんだ」と気づく時がある。

「好きなこと」ほど、自分が現在やっている「仕事」とかけはなれていることって多くて、そういうことが「仕事」になるとはあんまり想像できない。
でもささいな自分の中の楽しみだと思ってやっていたようなことが、案外、はたからみると、「それだよ、それ」と、需要があるものだったりする。
ジャグリングだって、そういうところがある。
別に何かの役に立てようだなんて思いながらは、練習していない。
でも、ジャグリングって面白そうだな、と思っている人にとっては、ジャグリングができる、ということは、すでに財産なのだ。

自分の経験していることを、そのまま財産に転換するのは、「だから」大変だ。
まず足元を見ないといけないからだ。
気づかないといけないからだ。
そしてその自分が今まで「自分のために」育んで来たことの、工夫して線路を切り替えることが必要だ。
でも、一回線路を切り替えてみると、思った以上に乗客が乗るんだなぁ、とびっくりしたりする。

まぁでも多くの場合、「運良く」それが生かされるんだろうな、と思ったりする。

2 件のコメント:

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  2. 「それだよ、それ」と言われたらわりと幸運な気がしてきた

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