2018年10月14日日曜日

第228回 淡路島最終日

神戸のタリーズコーヒーで、今日のことを反芻している。

これから夜行バスに乗って横浜に帰る。
横浜で今度はスウェーデンから来ているジャグラーのエミールに会う。

※ ※ ※

淡路島滞在の最終日。
南あわじの、「かわら舞台」で、滞在中のアーティスト全員が出演するパフォーマンスを見た。
朝の10時から16時まで。

来場者は、いろいろ聞いたところ、淡路の人が半分、それ以外の徳島、大阪、兵庫から来ている人が半分、という感じだった。
アクロバットから、ジャグリング、早着替え、ヒューマンビートボックスまで、多種多様な分野の人たちが技を披露する。国籍も、イギリス、イタリア、スペイン、ルーマニア、ハンガリー、ロシア…実に様々。
3日間しか一緒にいなかったのに、パフォーマーや、スタッフのみんなと別れるのがとても惜しかった。
小さなお祭りを、一緒に作り上げたような気分になっていた。
また会おうね、横浜に来たら連絡してね、そっちにも行くね、と、挨拶をした。
みんなとハグをした。

また、主催のエレナさんの車に乗せてもらって、フェリー乗り場に行く。
岩屋からフェリーで明石まで12分、そこから電車で15分ほどで神戸だ。

出会った人に、いつも「君は何をしてるの?」と聞かれる。
僕は、「何者であるか」よりも、本当に「何をしてるか」をしばし語ることになる。
面倒な時は「ジャーナリスト」とか言うんだけど(嘘つけ)。

「僕は、アルバイトをしながら、ジャグリングの雑誌を作りながら、自分でもジャグリングをしながら、時々全然関係ない雑誌の手伝いとか、翻訳の仕事とかもしながら、あとは、そうですね、最近はフランス語を勉強してます」
ということになる。

僕がいったい何者なのかは、わからぬ。

※ ※ ※

全然見知らぬ人ばかりのところに行ったら、一番早く問題を解決する方法は、みんなと仲良くなってしまうことだ。
たくさんの人とつながる経験をした場所は、それだけで特別な場所になる。
それは淡路島であろうが、京都であろうが、横浜であろうが、アゾレス諸島であろうが、同じことだ。
すべて自分の「うち」になる。

Awaji Art Cirusのみんな、ありがとうございました。
あの場にいられたことが僕はとても嬉しかったです。

今日はなんだか、随分感傷的じゃーないか。


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