2018年3月8日木曜日

第8回 「ベルギーに行くわけ」

 10日に日本を出発して、ベルギーに行きます。何回か触れていますが、ブリュッセルで開かれるサーカス関係者のカンファレンスに参加するためです。
 今年の1月に誘われて、行くことを決めました。誘ってくれたのは、イタリアでジャグリング・サーカス雑誌Jugglingmagazineを作っているアドルフォさんです。アドルフォさんは絵に描いたような(というか、一般的に想像されるような像に近い)イタリア人で、積極的で、朗らかな人です。昨年ブースを出していた時は隣同士でした。
 僕たちはなんせ初めての出店だし、きちんと運営しなきゃな、と思っていたから、ブースの営業時間中はずっと店内にいました。しかしアドルフォさんは雑誌を展示だけして、あとはどこかに行っていて、戻ってくることはほぼありませんでした。時々「アドルフォはどこ?」と聞かれたり、雑誌を僕たちのものだと勘違いして、「この雑誌はいくら?」とか聞かれる始末で、少し困りました。
 ほんの数分戻ってきた時に、受けた質問についてまとめてアドルフォさんに聞いておいて、また戻ってきた人たちにそれを伝えたり、なんとなく手伝っていました。ただアドルフォさんとは、5年前くらいからずっと交流があって、雑誌を交換しあったりしていたので、手伝うことも別に構わなかったのですが。 
 
 そんなアドルフォさんは、INCAMという、サーカスを扱うメディアをつなぐネットワークを運営しています。「PONTEもネットワークの中に入れるよ」と声をかけていただいており、色々と整ったのでついに昨年末、それが実現しました。
 そのINCAMが、Fresh Circusという二年に一度のカンファレンスで出席する、というので、まず最初の具体的な仕事として、そこで何か発言したり、色々話を聞いたりすることになったわけです。
 色々と返すメールもあったりしてなかなか準備も大変なんですが、とはいえ別に壇上で喋る訳でもないので、気楽といえば気楽です。

 演技者でもただの観客としてでもなく、メディアの人間として海外に行くのは初めてです。11日〜17日までのブリュッセル滞在、郵便箱に、その模様を書いてお届けする予定です。また帰国後には、紙の雑誌(みたいなもの)にもまとめる予定です。お楽しみに。

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