2018年3月12日月曜日

第12回 ベルギー・フレッシュサーカスの旅 2日目 1/2 サーカスマガジンの人たち

 ブリュッセル初の朝。6時に目が覚めたので、身支度をして、朝ごはんを食べに行って(ヨーロッパに来ると、大部屋の安宿しか泊まらない僕にとってはとても豪華だった)少し散歩をする。広場を歩いていたら、向こうから歩いて来る兄さんに笑顔で「シエシエ」攻撃を受ける。レベル低いなぁ、と思いながらにっこり笑って「シエシエー」と返す。
 裏路地のようなところに入ると少し気味が悪かった。もうすでに明るい時間ではあったが。
 
 ホテルに戻って、朝ごはんの会場を見渡していたら、後ろから声をかけられた。
 「PONTEの人よね、こっちにいらっしゃい」
 イギリスでサーカスマガジンをやっているケイトさんだった。 
 カバンにPONTEのバッジをつけていたら、それを見つけられたのだった。よくわかったなあ。
 中に入ると、今回招いてくれたアドルフォがミントティーを淹れていた。
 「元気か〜〜!!」といつもながらに元気に声をかけて来る。彼よりも僕の方が元気だった試しがない。
 その後、チェコのヴェロニカさん、フィンランドのエヴィアンナさん、メキシコのロドリゴさんにあう。

 みんなサーカス関係の雑誌などを運営する人だ。
 アドルフォは「INCAMは、こういうサーカスの雑誌、みたいな狭い分野で活躍する人が、寂しくないように作ったんだよ」と、パンを頬張りながら言った。

 朝ごはんの席ですでに、紙雑誌とウェブ雑誌の違い、どんなことを発信して行くのか、出張の多い仕事で、どうやって自分の時間(ホリデー)を確保するのか、など面白い話題がいっぱい。
 どの人もすごくフランクで、中には僕と似て、パフォーマンスをしながら雑誌をやる人もいて、楽しみになってきた。
「コンテンポラリーシアター、みたいな分野の堅苦しいアカデミックな人達と違ってサーカスのコミュニティは気楽でいいわね」とヴェロニカさんは言っていた。







朝の散歩。フェスティバルのポスターも見つけた。

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