裏路地のようなところに入ると少し気味が悪かった。もうすでに明るい時間ではあったが。
ホテルに戻って、朝ごはんの会場を見渡していたら、後ろから声をかけられた。
「PONTEの人よね、こっちにいらっしゃい」
イギリスでサーカスマガジンをやっているケイトさんだった。
カバンにPONTEのバッジをつけていたら、それを見つけられたのだった。よくわかったなあ。
中に入ると、今回招いてくれたアドルフォがミントティーを淹れていた。
「元気か〜〜!!」といつもながらに元気に声をかけて来る。彼よりも僕の方が元気だった試しがない。
その後、チェコのヴェロニカさん、フィンランドのエヴィアンナさん、メキシコのロドリゴさんにあう。
みんなサーカス関係の雑誌などを運営する人だ。
アドルフォは「INCAMは、こういうサーカスの雑誌、みたいな狭い分野で活躍する人が、寂しくないように作ったんだよ」と、パンを頬張りながら言った。
朝ごはんの席ですでに、紙雑誌とウェブ雑誌の違い、どんなことを発信して行くのか、出張の多い仕事で、どうやって自分の時間(ホリデー)を確保するのか、など面白い話題がいっぱい。
どの人もすごくフランクで、中には僕と似て、パフォーマンスをしながら雑誌をやる人もいて、楽しみになってきた。
「コンテンポラリーシアター、みたいな分野の堅苦しいアカデミックな人達と違ってサーカスのコミュニティは気楽でいいわね」とヴェロニカさんは言っていた。
朝の散歩。フェスティバルのポスターも見つけた。
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