ピントクル、というジャグリングの団体がある。
京都で活動していて、以前は自分たちでジャグリング公演を行うのがメインであったのが、今は、各地からジャグラーを呼んで、オムニバス形式で公演を行う団体、として続いている。
そして現在、第8回目の「秘密基地」を行なっている。
見に行きたかったのだが、諸々の都合で見にいくことができない。
特に、現在主催の中西みみず君が、どういう動機でこれをやっているのか、ということを綴った文章(こちら)を読んでから、余計に行けないことが悔やまれる。
本当は、見届けるという形で応援したかった。
※ ※ ※
みみず君は、周りの人がジャグリングの活動や、ジャグリングそのものをやめていってしまうのを見届けていく中で、まだ、ジャグリングを続けているし、ジャグリングの幅を広げよう、と考えている。
淡々と、続けている。
えらいよな、と思う。
そして、みみず君が今ジャグリングを好きか、と真っ向から問われたら、「否」と答えるように、僕も今、別にジャグリングが好きで好きで仕方がないわけではない。
ジャグリングを好きか、と聞かれたら、少なくともただちに「好きです」とは言わない。
でも僕は、ジャグリングをやめますか、と言われたら、「いいえ、やめません」と直ちに答える。それは、ずっとマラソンを走ってきて、ここまで走ってきたのに、今更いきなり走るのをやめたりなんかしません、こういう感じに似ている。
ペースはゆっくりになるかもしれないけど、走ることそのものだけじゃなくて、風景を楽しみながら、とか、周りのランナーと話なんかしながら、とか、そういうことを楽しみながらの、早めのウォーキングぐらいでもいい。
とにかく走ることは、今はやめたくありません、止まりたくはありません、と、そういう感覚である。
だから今、なんでジャグリングを続けているのか明確な理由がよくわからない時がある。
けれども、ジャグリングをやめる気がないのならば、拡張していくしかない。
それは、僕にとっては、技術をさらに磨く、ということだけではなくて、例えば雑誌を作ることであったり、ジャグリングを通して出会うものについて書くことだったり、そういう幅の広げ方で、「新たな魅力を開拓する」ということでも、ある。
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