二人から話を聞く。
都内某所。二人と話すと落ち着きます。
だいごさんからは、これからのPM Jugglingのこと。
Shogunからは、これからの自身の活動のこと。
そして僕自身は、改めて、今PONTEを続ける意味を問い直しました。
PONTEは、「書く」ジャグリングの雑誌です。
紙媒体、なかなかカッコよく、定期的にうまく出せずにきましたが、今も、紙で継続したいと思っているのは確かです。それに加えて、Webもあったって、いい。
「書く」ジャグリングの雑誌と銘打っているからには、「書く」ことが一つの芯です。
それは、僕自身が、ジャグリングで何かを書いていたいな、と思うからです。
それに加えて、編集長として、他にジャグリングで「書く」人がいるのならば、それは応援したい、と思っている。
では僕自身が、僕が、一人のジャグラーとして、雑誌を作る上で「書きたいこと」とはなんだったのか?
今日一日、二人と話し合ったり、自分で再び考えたりする中で、一つ、思い当たることがありました。
それは、僕が書くことでずっと伝えてきたかったのは、やっぱり海外のことであるような気がする、ということです。
僕が始めから持っていた連載として、「ジャグリングがつなげるもの」という、旅行記のような読み物があります。
海外でのジャグリングのあり方、こんなふうに、ジャグリングを楽しんでいる人がいるんだ、とか、僕は海外に行くと、こういう風に、違った形でジャグリングを楽しめるんだ、とか、それを文章にすることで、伝えてきました。
それが一番僕にとって切実でした。
ですが、僕は今、そのことを自己中心的に、自分のために、いわば整理するために書いているだけではダメだ、と思っています。
そういうことを、人の役に立つように紹介したり、情報を共有したりしなければならないな、と感じています。
例えば韓国のジャグリングの状況であるとか、台湾のジャグリングの状況であるとか、シンガポールのジャグリングの状況であるとか、フランスのジャグリングの状況であるとか、まだまだ知られていないことはたくさんあります。
その全体像を余すことなく伝えられればもちろんそれが一番いいのですが、僕一人の力だけでは、少し難しそうです。
なので、とにかく今は、僕が頑張って集められる範囲の、全てのことを、出来るだけたくさん「書いて」、読者の方に「開かれた」かたちにすることができたら、一番いいと思っています。
そうしたら、PONTEは、より人に貢献できる、もっといい雑誌になれるかもしれない、と考えています。
数えきれないほどたくさんの人の役に立つ、というわけには行かないかもしれないけれど、少なくとも、「架け橋のひとつ」として、役に立てることはあるだろう。
他にもやりたいことはいっぱいありますが、今、僕が編集長として、PONTEという、曲がりなりにもここまでなんとか作ってきたものを、もう一度踏ん張って、後ろから押してやるために、当面やりたいことは、そういうことです。
これから、PONTEを作っていく過程も、少しずつここで伝えていこうと思います。
そういう、製作の過程も、みなさんに共有できたら、とも思います。
PONTE製作記、です。
その製作記と、もっと気楽に写真とちょっとした文だけで、パッと読めるような読み物なんかとの塩梅は、少しずつ調整していきます。
(毎日毎日、面白い製作記が書けるかもまだわからないので…。)
それでは、長くなってきてしまいましたが、ひとまず、改めて「書くジャグリングの雑誌:PONTE」をよろしくお願いします。
ちなみに。
PONTE(ポンテ)というのは、イタリア語で『橋』という意味です。
改めて今、ああ、そうかぁ、とおもっている。