2018年4月19日木曜日

第50回 ジャグリング「専用」のボールが持っていた魅力

ジャグリングショップ・ナランハで売っていた
「ジャグリング専用ボール」には、とてもワクワクしました。
純粋にスキルを突き詰めるために専用で作られたボールである
というところに魅力を感じていました。
「これを持っていれば今よりうまくなれる」という予感、
「これを持っていればジャグラー」という憧れ、
それが「ジャグリング専用ボール」の放つ輝きでした。

自分の能力が上がったわけではないのに、
道具が変わっただけで気分が変わる、というのはどんな世界でもよくある事ですね。
実際、使いやすい道具を使えば、うまくもなります。

今はその感覚で始まる
「"いわゆるジャグリング道具"を持っているからこそのジャグリング」とは
別のことをよく考えているような気がします。
具体的に言えば、その世界に窮屈さ、風通しの悪さを感じている、
ということです。
単純にそういった既製品を使わないということについても考えるし、
自分で作りたい、ということも考えるし、
「量産されるジャグリング道具をジャグリングする」だけにとどまらない、
ジャグリングの新しい切り口はなんだろうな、と思っています。

雑誌を作る、というのはその一つの答えかもしれません。

10年以上ジャグリングをしてきた今、
「同一規格のジャグリング道具を使ったジャグリング」
で、仲間が世界中にできることの豊かさを知ったのと同時に、
そればかりじゃつまらないよな、ということを、示し、
実際に何か形にしたいと思っています。

しかし、昨日も書いた事ですが、
やっぱりそういう
「ちょっと変わった趣味」
として、ジャグリングを知ってもらって、
ミルズメスくらいまでできるようになってもらって
楽しくなってもらう、ということにも、
すごく価値があるな、と思っています。

現に自分自身がそういう原体験を持っているからです。

そのどちらでも、
やりがいを感じることができたらいいな、と思います。

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