2018年6月13日水曜日

第105回 EJC2018

3つめのフェスティバル。

EJC2018

EJC2018 http://www.ejc2018.org

EJC(European Juggling Convention)は、一年に一度、ヨーロッパで開かれる、世界最大のジャグリングイベントです。ただし今年は開催が遠隔地のため、参加者は少ないかも。
ここ。

しかし、です。
例年通りゲストが豪華なのに変わりはありません。
ジェイ・ギリガン、エミール・ダール、エリック・ロンジュケルなど錚々たるメンバーがすでに参加を公表しています。(例年、ゲストは当日にならないと、わからなかったりする)

僕は最近、EJCだって、人の手が集まることで行われているんだよな、ということを考えます。そして、それを開催する人たちの「想い」のことを想像してみます。

高校生だった頃、(10年くらい前です)初めてナランハでEJC2006のDVDを見て、衝撃を受けたことを思い出します。自分もいつかは行ってみたいなぁ、とは思いましたが、実際に行く、ということは全然想像できなくて、それはもはや井上真央と結婚する、というぐらい不可能なことに思えていました。(いや、本当に。)

それが10年経った今、ほとんどEJCの常連みたいになって(今年で6回目)、そのほかの海外のジャグリングコンベンションにもちょくちょく顔を出すようになりました。

10年前は、なんだか、EJCというのは「夢の国」みたいに思えていました。
そして、2012年、「憧れ」から数年経って、実際に行ってみても、やっぱり「夢の国」みたいでした。当時はかなり興奮していました。今でも興奮はしますが、さすがにあの時の比ではないと思う。小学生の時の夏休みのような、すごく「気楽で楽しげなこと」でした。

少し感じ方が変わって来たのは去年からです。
EJCで、PONTEとして、出店をしてみました。

すこしだけ、「開催する方」に近づいたのでした。
その手続きで主催者とやりとりをしている中で、
「ぜひ、EJCのためになるようなことをしてね!」
と言われました。
その時、はあ、そうだよなぁ、EJCだって、人の手で開催されていて、続けるために大変な努力が払われているんだよな、と感じました。

今回のアソーレスのEJCのページの冒頭には、このように書いてあります。

The idea of hosting EJC in the Azores is a long-time desire from the pioneer Circus Arts Association 9’Circos: the first of it’s kind ever in the Archipelago. It’s vice-president, Frederico Melo, was elected Portugal’s representative in EJA and since then has been gathering support and making efforts to bring the Convention to the middle of the Atlantic Ocean: a dream come true in 2018, the 41st Edition of the European Juggling Convention.

EJCをアソーレスで開催することは、諸島で最初のサーカス団体「Circus Arts Association 9’Circos」の創始者にとって、長年の夢でした。団体主催であるFrederico Meloは、ヨーロッパジャグリング協会で、ポルトガルの代表として選ばれました。それ以来、この大西洋のど真ん中でEJCを行うために、様々な努力をし、各方面から協力を仰いできました。2018年、その夢が叶いました。第41回目の、EJCが、ここアソーレスで開催されます。

例年EJCの中で開かれる総会でも、いつもこのFrederico Meloさんは、「ぜひEJCをやりたいんだ」と言っていました。本当に、やりたかったんだろうなぁ。
向こうに行ったら、ぜひ話を聞いてみたい。

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