2018年7月20日金曜日

第142回 9/45日目 ヨーロッパ・ジャグリングの旅 2018

コンベンションが終わった。
最終日(実際は最終日から1日前だけど)は、ジャグリングゲーム、オープンステージなど。

コンベンションの中で、僕は結構な時間をボブのカフェで過ごしていた。

ジムのなかが、日照りでとんでもなく暑い時があったり、人がいすぎたり、とにかく、外で涼んでいるのが一番気持ちが良かったのだ。
もちろん、たまには練習もしたりしたけれど、基本的には、暑い時間帯には外のカフェで入れ替わり立ち替わり現れる人を相手に日本語のレッスンをしたり、いろんな国のことを聞いたりしていた。

ますますこちらの人と話すのが自然になってきている感じがする。
嬉しい。
そして僕は、唐突だけど、10年後とかのことを考える。
20年後のことも考える。
子供ができたりなんかしたときのことも考える。

「将来の自分」と今目の前にいる50歳の人を比べて、そうか、歳をとった人というのは、僕に比べてこんなにもたくさんの経験を、すでに20年以上も前に済ませているのか、とか思う。

最終日は別にいつ帰っても良かったのだが、結局最後まで残ることにした。
僕を泊めてくれるボクダンは、早めに帰った。
後から行くよ、といって僕はジャグリングゲームを見た。
ジャグリングゲームをしていたら、ディアボロ飛ばし競争の時に思い切りずっこけて、アスファルトで半身すりむいてしまった。
幸いそこまで怪我はしなかったけど、たまたま地面が昨晩のファイヤーセッションのおかげでススだらけで、Tシャツが一枚真っ黒になってしまった。

シャワーを浴びて、帰ってくる途中で、「さっきのTシャツ、かっこよかったな」と言われた。

最後にパーティをする。
いい大人達が、円盤をゴムで弾いて飛ばし合うゲームに夢中だったりする。

でもこの「いい大人が」という表現についても、考える。
「大人って、はしゃいだらいけないんだ」と心のどこかで思っていたのか?

その辺でほっぽらかされてのびのび動いているフランスの子供達をみて、日本で「それはだめ、あれもだめ」と言われて育てられた自分のことを振り返る。「決まり」のことを考える。

レネゲードショーも盛り上がっていたけど、僕は早めに退散することにした。

ジムに行って、ディアボロで遊んで、少しだけいるジャグラー達の練習の様子をみて、うたた寝をして。

気がついたら朝の4時だった。
後ろを振り返ると、ゲストのアレクサンドラがエヤルくんとダラダラしていた。
もうすぐ帰るというので、お別れを言って、寝た。

主催の二人。ヴィクトーとエロワ。

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