2018年12月23日日曜日

第281回 スティックで遊ぶ

先日出先に持っていくディアボロを忘れて、スティックしか持っていなかった。
困ったなぁと思ったのだが、仕方がないのでスティックで遊んだ。

普通ディアボロで遊ぶ時は、ディアボロ本体のほうが主役であって、スティックはあくまで「主役を扱うための脇役」である。だから、かなり抽象化されていることが多い。スティック存在は、ある意味無視されている。スティック状態について、とやかく言うことってあんまりない。先端の方を持っているのか、グリップの部分を軽めに持っているのか、指先でバランスしているのか。
その点に関する議論が手薄である、ということが、要するに僕のいう「抽象化されている」ということの意味である。差異を区別することばが少ない、ということである。

では、それをもっと具体化したらどうか、と思うわけだ。
となると、そのためにはどんな方法が存在するか。

僕は、もっとスティックだけで遊んでやることが、その発見、言語化、発展を促すんじゃないかと思う。

スティックだけで遊ぶうち、「もっと重い方が投げやすい」とか、「全体がラバーである方がいろいろなことが可能になる」とか、道具の方をいじりたくなるんじゃないか。
そうなってくると、スティックを巡って、というかディアボロを巡って、「使い勝手がいい」ということのいわば基準軸がもっと増えて面白くなるんじゃないかと思っているのだが。

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