2019年3月13日水曜日

第343回 外国生まれの人と話すことば

フランス人と(インターネット上で)会話をする。
その時、よく英語を使う。
今はフランス語を勉強しており、簡単なことだと、割とわかるようになってきた。
それでも、あんまりフランス語で話す気にならない人、がいる。
それは、はじめに出会った時から英語で話していた人である。
ニノがそうだ。
もっとも、ニノにフランス語で話しかけると、とても嬉しそうにするのは知っているんだけどね。

他にも、イタリア留学中に出会ったがために、イタリア語でしか話さない台湾人の友達もいる。

なんだか、恥ずかしいのである。
その人の普段使っている言葉を使うのが。
それは、僕が割に「テキトーに」外国語を習得していることと無関係ではない気がする。
究めてないから、なんか、明らかに向こうの方が有利で、僕の立場が弱くなっちゃうよなー、とか、思うのである。
そして何が悪いかというと、それを相手も感じとるだろうから、そうなった時、今までの対等な友人関係でいづらくなっちゃうんじゃないかなぁ、と思ったりするのだ。

ときどき、やっぱり西欧の人はいいなー、と思うのは、英語という世界のリンガ・フランカを使うにしても、同じインド・ヨーロッパ語族の言葉を使っていて、(あとはローマ字を使うところが多くて)すでに身体に染み付いた言葉の使い方に、僕らよりももう少し近いところで、英語を使うことができるんじゃないかなあ、と思う時です。
僕らが漢字でコミュニケーションをとる、のにも例えられる。(まぁ、同じインド・ヨーロッパ語族だってだけで、チェコ語とか、フィンランド語とか、イタリア語だって全然違うけどさ)



だからどうってんじゃないけども。

そして、日本語、という、英語とはかけ離れた言語を自在に使うことができる、ということに得意になる時だって多いので、まぁ、おあいこだな。

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