文章を書くことと、ジャグリングをすることのアナロジー、その1。
人は文章を書くとき「自分がおもしろいと思うこと」を書く。
でも、自分がおもしろいと思っていることを書いているはずなのに、なんだか少し気を抜いただけで、ツマラナイ文章になってしまいがちだよなぁ。
どういうとき、文章はツマラなくなるのか。
それはだいたい、受け手を具体的に想像できていないときに、じゃないか。
「ねえねえ、聞いてくれよ」と、言って話しはじめて、人の顔色を伺いながら話すと、ある種の緊張感が生まれる。
「これは、わかってくれたかな、うん、じゃあ次は」と、一個ずつ手順を踏んで、場に出して行くわけだ。
それとだいたい同じことだ。
受け手を想像することは、次に何を言おうか、ということの選択に大きく関わってくるのだ。
「聞いて欲しいんだ」
と本当に思っているかどうか、そういうことを見抜かれてしまう、ということだと思うんだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿