2018年9月18日火曜日

第202回 「ジャグラーだからジャグリングのことを書く」以外の人生の捉えかたみたいな

全然関係ない、アゾレス諸島・サンミゲル島の景色です。

ジャグラーだからって、ジャグリングの話をしなくたっていいよな。
ジャグラー同士の共通の話題が、哲学であったって、小説であったって、時計のことであったって、なんだっていいんだよな。

自分がジャグラーだ、ジャグリング雑誌の、一応編集長みたいな者だ、ということで、どーも自分自身が語るべきことをジャグリングにばかり集中させているような気がして、それに疲れてしまうことがある。

別に、「君はジャグリングについて書かなければならない」と誰に命令されたわけでもないのに、気がついたら、自分で自分の「考える範囲」を狭めている。

これは同時に、生存本能と地続きの、「考えや行動には一定の慣性が働く」という、人間の『さが』でもあるのだろうな、と半ば本気で思う一方で、もっと広い目でものを見ないとなんか損だ、という気も、もっとする。

本気のジャグラーでもありたいし、一方で本気でたとえば外国語のことを語る人間でもありたいし、なるべく多くの時間を、多くのものと真剣に触れ合いながら過ごしたい。
専門的であることと、俯瞰的であることを両立したい、と思っているのだ。

さて、それと同時に、こういうことを、広くインターネットに書いてどうしようというのだ、と囁く自分もいる。

黙ってやれよ、ということでしょう。

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