2018年8月31日金曜日

第184回 【PONTEの今後について】

昨日、PM Jugglingのだいごさんと、ジャグラーShogunに会いました。

二人から話を聞く。

都内某所。二人と話すと落ち着きます。

だいごさんからは、これからのPM Jugglingのこと。
Shogunからは、これからの自身の活動のこと。

そして僕自身は、改めて、今PONTEを続ける意味を問い直しました。

PONTEは、「書く」ジャグリングの雑誌です。
紙媒体、なかなかカッコよく、定期的にうまく出せずにきましたが、今も、紙で継続したいと思っているのは確かです。それに加えて、Webもあったって、いい。

「書く」ジャグリングの雑誌と銘打っているからには、「書く」ことが一つの芯です。
それは、僕自身が、ジャグリングで何かを書いていたいな、と思うからです。
それに加えて、編集長として、他にジャグリングで「書く」人がいるのならば、それは応援したい、と思っている。

では僕自身が、僕が、一人のジャグラーとして、雑誌を作る上で「書きたいこと」とはなんだったのか?


今日一日、二人と話し合ったり、自分で再び考えたりする中で、一つ、思い当たることがありました。


それは、僕が書くことでずっと伝えてきたかったのは、やっぱり海外のことであるような気がする、ということです。


僕が始めから持っていた連載として、「ジャグリングがつなげるもの」という、旅行記のような読み物があります。
海外でのジャグリングのあり方、こんなふうに、ジャグリングを楽しんでいる人がいるんだ、とか、僕は海外に行くと、こういう風に、違った形でジャグリングを楽しめるんだ、とか、それを文章にすることで、伝えてきました。

それが一番僕にとって切実でした。

ですが、僕は今、そのことを自己中心的に、自分のために、いわば整理するために書いているだけではダメだ、と思っています。
そういうことを、人の役に立つように紹介したり、情報を共有したりしなければならないな、と感じています。

例えば韓国のジャグリングの状況であるとか、台湾のジャグリングの状況であるとか、シンガポールのジャグリングの状況であるとか、フランスのジャグリングの状況であるとか、まだまだ知られていないことはたくさんあります。

その全体像を余すことなく伝えられればもちろんそれが一番いいのですが、僕一人の力だけでは、少し難しそうです。
なので、とにかく今は、僕が頑張って集められる範囲の、全てのことを、出来るだけたくさん「書いて」、読者の方に「開かれた」かたちにすることができたら、一番いいと思っています。
そうしたら、PONTEは、より人に貢献できる、もっといい雑誌になれるかもしれない、と考えています。

数えきれないほどたくさんの人の役に立つ、というわけには行かないかもしれないけれど、少なくとも、「架け橋のひとつ」として、役に立てることはあるだろう。

他にもやりたいことはいっぱいありますが、今、僕が編集長として、PONTEという、曲がりなりにもここまでなんとか作ってきたものを、もう一度踏ん張って、後ろから押してやるために、当面やりたいことは、そういうことです。

これから、PONTEを作っていく過程も、少しずつここで伝えていこうと思います。
そういう、製作の過程も、みなさんに共有できたら、とも思います。
PONTE製作記、です。

その製作記と、もっと気楽に写真とちょっとした文だけで、パッと読めるような読み物なんかとの塩梅は、少しずつ調整していきます。
(毎日毎日、面白い製作記が書けるかもまだわからないので…。)

それでは、長くなってきてしまいましたが、ひとまず、改めて「書くジャグリングの雑誌:PONTE」をよろしくお願いします。

ちなみに。
PONTE(ポンテ)というのは、イタリア語で『橋』という意味です。
改めて今、ああ、そうかぁ、とおもっている。

2018年8月30日木曜日

第183回 アキナイヨウニ(パート1)


これも、2018年のフレンチ・ナショナル・コンベンションです。
おそらくオープンステージを待っている間だと思います。
こういう風に、みんなでおとなしく待っている。

…いや、「おとなしく」は、待っていない。
だいたいにおいて、ヨーロッパのコンベンションに行くと、わいわいふざけあっていて、例えば「ピーールエット!」と言われたら、立ち上がってくるりと一回転する、とか、誰かが突然指揮をとって、端から「うお〜〜う」とか言いながらウェーブを巻き起こす、とか、そういう遊びをやってます。

まぁ、ばかばかしいんだけど、見ているだけでも結構面白いです。

待ち時間をなんとか面白くしてやろう、という自然発生的な心意気がいいと思う。
ちなみに、主催者の方から用意される待機中の娯楽としては、客席に大量の風船が投げ込まれる、というのも常套手段です。

2018年8月29日水曜日

第182回 ビッグ・トス・アップ


ビッグ・トス・アップ、というものがジャグリングのフェスティバルにはある。
みんなで手持ちの道具を投げ上げる、という単純明快な儀式。
これは、昨日に引き続き、フレンチ・ナショナル・コンベンションです。
いろんな色や形があって綺麗だし、中には人が投げられたり、一輪車が投げられたりする時もあって、危ないんだけど面白いです。

2018年8月28日火曜日

第181回 フレンチ・ナショナル・コンベンションの長い一輪車。


フレンチ・ナショナル・コンベンションのひとこま。
一輪車コンバットをやっていた時。
このおじさんは、この長い一輪車でコンバットをやっていました。
下はザラザラのコンクリートで、いつ落ちるかと見ていてヒヤヒヤした。
でも、大人子供、みな、無事怪我することなく終えた。

僕はこのあとディアボロ飛距離競争に出て、見事にすっ転んで全身に怪我をしました。

2018年8月27日月曜日

第180回 ビーンバッグの質感とか

ジャグリングのボールにはいろんな種類がある。
そのうちの一つが、ビーンバッグ、だ。
布地の袋の中に詰め物が入っている。
詰め物として代表的なのは、バードシードや、ペレット。

ビーンバッグの質感がいいと、気持ちがいい。
最近、ちょっとした事情で、PMJugglingが、衣装作家の田村香織さん(HP)と作ったベロア生地のような布のビーンバッグを持っているのだけど、それが気に入っている。

ジャグリングをしている間は、どうしても道具と触れている時間は長いので、その時、触感が良い、ということは大事なことであるよな、と思う。



2018年8月26日日曜日

第179回 ピントクルとマラソン

ピントクル、というジャグリングの団体がある。

京都で活動していて、以前は自分たちでジャグリング公演を行うのがメインであったのが、今は、各地からジャグラーを呼んで、オムニバス形式で公演を行う団体、として続いている。

そして現在、第8回目の「秘密基地」を行なっている。
見に行きたかったのだが、諸々の都合で見にいくことができない。
特に、現在主催の中西みみず君が、どういう動機でこれをやっているのか、ということを綴った文章(こちら)を読んでから、余計に行けないことが悔やまれる。

本当は、見届けるという形で応援したかった。

※ ※ ※

みみず君は、周りの人がジャグリングの活動や、ジャグリングそのものをやめていってしまうのを見届けていく中で、まだ、ジャグリングを続けているし、ジャグリングの幅を広げよう、と考えている。

淡々と、続けている。

えらいよな、と思う。

そして、みみず君が今ジャグリングを好きか、と真っ向から問われたら、「否」と答えるように、僕も今、別にジャグリングが好きで好きで仕方がないわけではない。

ジャグリングを好きか、と聞かれたら、少なくともただちに「好きです」とは言わない。

でも僕は、ジャグリングをやめますか、と言われたら、「いいえ、やめません」と直ちに答える。それは、ずっとマラソンを走ってきて、ここまで走ってきたのに、今更いきなり走るのをやめたりなんかしません、こういう感じに似ている。
ペースはゆっくりになるかもしれないけど、走ることそのものだけじゃなくて、風景を楽しみながら、とか、周りのランナーと話なんかしながら、とか、そういうことを楽しみながらの、早めのウォーキングぐらいでもいい。
とにかく走ることは、今はやめたくありません、止まりたくはありません、と、そういう感覚である。

だから今、なんでジャグリングを続けているのか明確な理由がよくわからない時がある。
けれども、ジャグリングをやめる気がないのならば、拡張していくしかない。
それは、僕にとっては、技術をさらに磨く、ということだけではなくて、例えば雑誌を作ることであったり、ジャグリングを通して出会うものについて書くことだったり、そういう幅の広げ方で、「新たな魅力を開拓する」ということでも、ある。

2018年8月25日土曜日

第178回【日本に着く】45/45日目 ヨーロッパ・ジャグリングの旅 2018

最終日である。
気持ちの方ではもう旅は終わっていた。
アブダビから、何の問題もなく飛行機は成田空港に到着した。
台風が二つも上陸していた、ということはあとで知った。
飛行機には全然影響を与えなかった。

※ ※ ※

日本に着いて思うことについて、率直に書いておく。

まず、暑いです。
ヨーロッパの方で感じていた暑さとは全く質が違う。
向こうではいくら暑くても日陰に入れば涼しい。
なので、特に外に出ることが嫌なことはなかった。

日本に帰って来ると、改めて湿度の高さを感じます。

※ ※ ※

さて、大事なのはそういうことではあるまい。
旅から帰ってきて、何を感じるのか、ということですよね。

帰宅してからあまり感慨に浸るようなことがなかった。
移動を繰り返してきて、今、家にじっといる、ということに喜びをあまり感じない。

家族の顔を見たりすること自体には喜びがあるのだけど、一箇所にとどまらないことがとても肝心なのだ、とよく分かってきました。
なんで旅に出たがるのか、ということについて、理由が分かってきた。
それは、旅に出ることで、僕は安心しているのだ、ということです。
気が済んでいる、とも言える。
飽きっぽいのだ、とも言える。
新陳代謝に近い、とも言える。

あんまり、ジャグリングは関係がないのかもね。

ジャグリングというエクスキューズで、僕は旅をし続けているんだな、とひしひしと感じた。

負い目を感じないではないんだけど、そうしていないと落ち着かないで、うまく生きていられない。

うまく結論みたいなものが出せるような気もしたんだけど、そういうものは、かけそうにないです。
雑誌を編集しながら、そのことを見つめようと思う。

とりあえず、ヨーロッパ編は一旦これで終わりです。
ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございます。
もちろん、明日からも、通常通りここの更新は毎日していきます。

サンミゲル島の森の中で。撮ってくれたのは台湾人のペイ。