2018年10月2日火曜日

第215回 ジャグリングと親切心について

文章を書く時に、最近は、なるべく親切に書こう、ということを心がけています。
それが読んでくれる人に対する、ひとつの誠意じゃないか、という気がするからです。

で、ジャグリングのことを考えても、そういう言い方が成り立つ時ってあるよな、と思う。

おもにジャグリングを見せる時ですが、一個一個、「何が起きているのか」ということをわかるようにジャグリングする、というのは、心がけてもいいじゃないか、と思う。

そのことを考えると、体はどういう向きがいいのか、軌道はどういう軌道がいいのか、衣装はどういう衣装がいいのか、そういうことを、どんな方針で考えたらいいのか、わかりやすくなるような気もする。

別に簡単なことをやる、というのではなくて、難しいことほど、どうわかりやすく伝えるか、ということだと思う。
見せる順序や、見せる前の話の持っていきかたなんかも、文章と同じように、腕の見せ所なんだろうな、という気がする。

2018年10月1日月曜日

第214回 「ジャグリングがあれば言葉はいらない」のか(ジャグリングがつなげるものシリーズ)

みなさん、台風、大丈夫でしたか。

※ ※ ※

ジャグリングが、いろんなことをつなげてきました。

昨日は千葉まで行って、パフォーマンスをしました。
ご馳走になったフランクフルトが美味しかった。
ジャグリングが僕とフランクフルトをつなげた。

さて、僕が「ジャグリングがつなげるもの」と言って一番強く感じるのは、ジャグリングを起点にした、海外とのつながりです。
文化の違うところに行くと、必然的に「よそもの」として入ることになりますが、その時、お互いがジャグリングをする、という共通項があると、氷をブレイクしやすい。
そういう意味で、ジャグリングはコミュニケーションの大きな助けとなります。

でも、だからといってそれで完結するわけではない、と僕は思います。

一方では、「ジャグリングがあれば言葉はいらない」とか、「ジャグリングがあれば通じ合える」とかいう言い方をされることがあります。
僕はそう言い切ってしまってはいけないと思います。

「言葉なんかいらない」と言い切ってしまうと(いや、そう言いたい気持ちはすごくよくわかるんですが)そこから先にある、「言葉が通じる」ということの何倍もの豊穣が、見えなくなってしまうからです。

実際には、「ことばが通じる」ということはとても、とても大事です。

ことばが通じなくても、仲良くすることはできるし、むしろ言葉なんか下手に通じない方が、仲良くできることが多いかもしれないです。
ことばがなくても、感動を届けることはできます。
でも、人と通じ合う、ということは、仲良くしたりポジティブに感動したりすることだけではないだろう、と思います。
僕はそう思って、ちょっとでも外国語を勉強しようとつとめている。

お互いに通じる言葉で、喧嘩をしたり、議論をする。
その度悔しい思いをしたり、分からないなぁ、という部分だってたくさんあるから、少なくとも、理解できるようにがんばろう、とおもうし、「才能がない」とかふにゃふにゃ言わずに、自力でなんとかしようとします。
ワークショップを受けていても、本人が伝えようとしているニュアンスをそのまま受け取れたら、どんなにか素敵だろう、といつも思う。
英語というとりあえずの媒介ではなく、本人の母国語を理解できたらもっと楽しいだろう、ともいつも思う。

至極当たり前ですが、「考え」のやりとりを通して学ぶことは、とても多いです。

現実的には、さすがにたとえば外国語をスムーズに理解できるようになり、発信もできるようになることは、すぐできることではないです。時間がかかります。
だいたい、本気で外国語学習が嫌いだったり、苦手な人だってたくさんいます。
だから別に外国語を勉強せよ、と言うつもりは全然無いのですが、でも、「ことばはいらない」と言い切ってしまわず、「ことばが通じるようになんとか払う努力」や、「ことばが通じることの豊かさ」に対して余地を残しておく方が、よりよい、ものの言い方じゃないかな、と思うことはあります。


2018年9月30日日曜日

第213回 JJFで、ワークショップをみっつやります。

JJFで、ワークショップをみっつやります。
技術を教えるのではなくて、お話をしたいと思っています。

一つ目は、ピントクルの中西みみずくんと一緒に、「ジャグリングと関わる」ことについて話をするセッション。
話す内容はとくに決めていません。
中西君も、僕も、「ジャグリングをする」以外のジャグリングとの関わり方についてわりに考えているので、そういうことについて仲間を見つける場があったらいいよね、と思ってのことです。

それから、ヨーロッパのコンベンションについてお話しする会。写真なんかを見せながら、今年の夏に何があったのかを話そうと思っています。

それと、ゲストに渡邉尚さんを招いて、ヨーロッパのプロジャグラーの「仕組み」について話す会です。
ジャグリングで真剣に舞台に立ちたい、と思っている方には、参考になるんじゃないか、と思います。
まぁ、そうでなくても、ひさしさんがいったいどういう過ごし方をしているのか聞いてみたい、とか、サーカスフェスティバルってどんな感じなの、と思っている方は、ぜひ聴きにいらしてください。
向こうでの経験がある方も、ぜひいらしてください。


収録しておいて、あとで音声をYoutubeに上げようかと思います。





2018年9月29日土曜日

第212回 文章と、ジャグリングその1

文章を書くことと、ジャグリングをすることのアナロジー、その1。

人は文章を書くとき「自分がおもしろいと思うこと」を書く。
でも、自分がおもしろいと思っていることを書いているはずなのに、なんだか少し気を抜いただけで、ツマラナイ文章になってしまいがちだよなぁ。

どういうとき、文章はツマラなくなるのか。

それはだいたい、受け手を具体的に想像できていないときに、じゃないか。

「ねえねえ、聞いてくれよ」と、言って話しはじめて、人の顔色を伺いながら話すと、ある種の緊張感が生まれる。
「これは、わかってくれたかな、うん、じゃあ次は」と、一個ずつ手順を踏んで、場に出して行くわけだ。

それとだいたい同じことだ。

受け手を想像することは、次に何を言おうか、ということの選択に大きく関わってくるのだ。

「聞いて欲しいんだ」
と本当に思っているかどうか、そういうことを見抜かれてしまう、ということだと思うんだ。

2018年9月28日金曜日

第211回 ジャグリングと、自分との関わりを探るために文章を書いている

 ジャグリングと、自分との関わりを探るために文章を書いているんだな、と昨日思った。

 「書く」ジャグリングの雑誌と銘打って雑誌を始めたのは、なぜだったか。
 そして、「書く」ジャグリングの雑誌として、どういう形態が一番よいのか。

 そういうことを考えていました。
 もう今日には入稿できると思っていたのだが、なんだか釈然としない気持ちで、原稿用紙80枚分くらいの文章の手入れを始めてしまった。

 いったいどうするつもりなんだろう。

2018年9月27日木曜日

第210回 オリ


さて、まだフレンチナショナルコンベンションの話が続きます。
これは、オリです。
本当は、オリヴィエ、という。
でもみんなからオリ、オリ、と呼ばれている。
フランスのトゥールーズでEJCをやった時(2013年)、主催の一人だった。

彼も、たしかオープンステージだったと思うんだけど、このコンベンションで出演していて、普段やっているものと思われるショーをやっていた。

きっちりとした古典的な正装で行うショーなんだけど、言うことが結構面白くて、(といってもフランス語だったし、周りの反応がよかった、と言うことなんだけど)いつもやっているショーだからかテンポもよくて、かなり見ていて気持ちよかった。

「オーソドックス」を質を高くおこなえる人って、なんだか憧れますよね。
オリはそんな人です。

2018年9月26日水曜日

第209回 フレンチナショナル主催者


今年のフレンチ・コンベンション主催。
左がヴィクトー、右がエロワです。
二人とも、コンベンションの期間中はあっちこっち忙しそうに移動していました。

大きな大会をしっかり統括しているだけあって、二人とも根は真面目なんだろうなー、という印象。
しかし実際には、エロワは夜のレネゲードショーでいつまでもふざけていて、(節目節目で、舞台にうつ伏せに倒れこんでくる)そういう茶目っ気もイイ感じの男です。

ちなみにエロワの作るジャグリングを題材にした映像は、かなりイケている。

これです。)

ヴィクトーとはあまり話す機会がなかった。
書くジャグリングの雑誌:PONTE HP






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