エスプレッソを今日久々に飲んだ。
エスプレッソというのは、いいですね。
エスプレッソを飲むようになってもう10年くらい経つから、もう苦いともなんとも思わない。ビールと同じだ。僕は20歳の頃、ビールが好きじゃなかった。
なんでかわからないのだが、今無性にエスプレッソをまた飲みたい。
何なんでしょうね。
たぶんイタリアにいた頃の記憶と密接に結びついているからだと思う。
イタリアの街にいると、100m歩けばカフェがあって、どこでも好きにふらっと入って、「カッフェ、ちょうだい」と言って、ささっと出してくれるエスプレッソを飲んで、「ありがとね」と言って、1ユーロ置いて出ていく、という粋な楽しみがあるのである。
でさ、店員さんは、果たして僕の顔を見てどう思っていたんだろうね?
もちろん、もう今の時代、アジア人をあからさまに差別する人ってそれほど僕は会わなかったけど、やっぱり、向こうからしたら、「あ、アジア人だ」くらいは、絶対思うよな。
で、その「一瞬『あ』と思う感じ」って、あんまり否定できない気がするんだよね。
そして、僕はカフェで「カッフェ」を頼んで、すすっ、と飲んでさっと出ていくとき、周りの、欧米ルックのイタリア人に同化しているような気分でいるけど、実際には僕はまるっきりアジア人の顔をして、なまったイタリア語で(割に発音はいいほうだけど)「カッフェ・ペルファヴォーレ」とか言ってんだよな。
カッフェ、行きたいけどさ、また。
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