2019年1月2日水曜日
第295回 どうかな?
フィンランドから、電話が急にかかってきた。
本当に急だったので、びっくりした。でも、この人は時々そういうことをするんだよな。まったく。まぁ、そういうのが、僕は好きなのだが。
で、話していて言われたんだけど、僕の文章は「変わっちゃった」のだそうだ。
そうかあ。
たぶんね、それは僕が「他の人の文体を借り始めている」からじゃないかと思うんだよね。一生懸命自分を俯瞰しようとして、「自分」と「文章」を分けようとして、誰かの文体で、自分のことを表しているような気は、最近、している。
自分で身を絞って文を書くということを、していないのかもしれない。
でも、今僕はなるべくフラットに、ものを書きたいと思っているところもある。
あるいは、インターネット上は、今までみたいな書き方の文章を載せる場所じゃないんじゃないかな、と思っている節もあるのかもしれない。
あとはですね、ずーっと、20代前半の感性や文体でものを書く、というのはちょっと、難しいのである。やっぱり、意図せずとも「変わってしまう」のだ。
だから、せめて、いい変わり方を少しずつしたいな、と思う。
って、思うんだけど、どうだろう。
どうかな?
※ ※ ※
文章を日々書くうちに、器用になりすぎてしまう、みたいなことは、たしかにある。
※ ※ ※
ジャグリングでも、実はそういうことって、ある。
僕は最近ジャグリングを大人の人たちに教えていて、その人達が「かっこいい」と感じるものと、僕が僕の基準でかっこいい、と感じているものに、ややズレがある。
でも僕が、「もう」かっこいいと思わなくなったものも、初めて見る人には、かっこよかったり、きれいだったり、面白かったりする。
今ブレイクダンスの動画を1日1時間ぐらい見ている。僕は、結構な数の動画をおもしろいと思っている。でもきっと目の肥えた人からしたら、「全然違いもわかっとらんで!」という感じなのだろう。
※ ※ ※
文章のことに戻ると、もう、さんざん書いてきたことを書きたくなくなってしまう、ということもある。いつまでもこういうことを書いてちゃあな、と。
まぁ、何につけ、あまりに慣れきってしまうと、それもなんだか味気ないよな。
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